四十肩・五十肩が酷くなる方の特徴

四十肩・五十肩が酷くなる方の特徴

皆さんこんにちは!うしお回復整体の永井です。

さて、今回のはブログ内容は四十肩・五十肩です。正しくは肩関節周囲炎で、読んで字のごとくですが肩関節周辺に炎症が起こり痛みを引き起こす症状です。痛みの具合も人により様々で3か月程で痛みが無くなる場合もあれば、長いと数年に及ぶ場合もあります。

何故、人により症状の具合が違うのか?

それは、僕が今まで見てきた患者さんで共通している事ですがその人の環境と体型が大きく関係します。

筋肉と脂肪がある程度ある方は比較的短い期間で痛みが無くなる場合もありますが、長期に痛みが渡る方の特徴としては筋肉と脂肪が余り無いやせ細った体型の方です。(ただですが、それが絶対と言う訳ではありません)また、骨盤が大きく関係しています。

仰向けで寝て腰に隙間が開いていたらそれは骨盤前傾が起こっているという事です。骨盤前傾を起こしていると、腹筋や大胸筋が下に引っ張られてしまうので肩が巻き肩になりやすく、そのまま筋肉が硬直してしまい腱に無理が生じて炎症してしまい症状が引き起こされます。

また、現代社会はとにかく手を内旋させて行う作業が多いので(特にパソコン作業)、より肩が巻き肩になってしまうのです。こう言った事から、やせ細った体型の方は筋肉や脂肪が少ないのでそう言った環境に身体が抗えなくて症状が長引く場合が多いのです。

そして、油断してはいけないのが数ヶ月で痛みが治まった=治った訳ではありません。

痛みが無くても腕を挙げた時に腕が顔につけられなかったり首が突っ張って顔が引っ張られてしまう事もあります。これは、痛みが出ている時に何とか痛くない所を見つけ別の筋肉を使って補おうとした結果、痛みが治まってもその動きを脳が覚えてしまい身体が形成されてしまったと言う事です。これをそのままにすると今度は頭痛や肩こりや首が痛い等の別の症状が出てくる場合があります。

また、骨盤前傾を放っておくと四十肩・五十肩の他にも腰痛、坐骨神経痛、肩こり、頭痛、手の痺れ、股関節痛、膝関節痛、足底筋膜炎、便秘、不眠などなど骨盤の位置が変わるだけでこんなにも悪影響が出る可能性があるのです。

四十肩・五十肩と言っても本当に肩だけに問題があるかと言えばそうではなくて、先ずその方の全身を診て何が問題で原因になっているのかを見定めていかなければいつまで経っても回復が難しくなるんですね(;^^)

下の本は反り腰の方のためのストレッチ本です!

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